蘇る記憶の断片
私は高校生。
いつも見ていた専門誌を読んでいで
自分の名前をそこに見つけた時、
飛び上がるほど嬉しかった。
今はその専門誌と仕事を一緒にしています。
それは不思議な巡り合わせ。
専門誌がこれまでのバックナンバーを公開するとの
うわさを聞きつけ、仕事帰りに寄ってきました。
決して忘れることの無い記憶。
膨大なバックナンバーからまずは表紙を発見。
自宅で手にした記憶が鮮やかに蘇ります。
ビックリしたこと。
自分が思っていたよりも一年遅かった。
あれ?
記憶の確かさと不確かさ。
そんなもんですね。記憶とは。
でも、あの記事を見つけたらもうそんなの
どうでもよくなりました。
紛れもなく高校生だった年齢の私が
そこには確かにいます。
あれから社会人になり縁があってこの仕事を
ずっと続けられている幸せ。
この仕事がまだ一生の仕事になるかはここからですが
とにかくあの記事を見つけた時の喜びは今の
仕事の根底にあるもの。
出版社の皆さん重ねてありがとうございます。