過去があるから今と明日がある
博物館に置かれていた古いスポーツ自転車。
マニアじゃないとわからないパーツ。
実は変速機なんです。
変速機とはスポーツ自転車に乗られている
多くの人が間違ってるんですが、
決してスピードを出力装置じゃありません。
それは人間の体力、能力によりますから。
でも自転車レースに関わらず多くのスポーツ自転車に
変速がついているのはどんな乗り手でも快適に走るため。
だからこの古い自転車についてる変速機は
当時はとっても画期的なものだったはずです。
で、どうやって操作するのか。
右手を後車輪に手を伸ばしてレバー操作。
かなりのテクニシャンじないと無理。
それでもこの変速機はレースで多くの
プロライダーが使用したとか。
この変速機をみて今の変速機と
過去の変速機を比較する人がいます。
比較してどうしたいんでしょう。
今と過去は決して交わらないし
入れ替わらないのに。
当時のすごさがあるから今がある。
当時にこれがなければ今が無い。
そして明日もないのです。
懐かしい方もいるし知らない方もいる。
でも、お互い理解しておけばいいじゃない。
私は仕事で関わっている限り、過去と今は
単なる歴史。
明日を創らなければ仕事じゃないです。