福岡のこと

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若い頃に福岡に縁がありました。

最初にアルバイトでお世話になったのが東京だったけど

若気の至りでフレームが作りたくなり、気づけば

福岡の有名なビルダーに手紙を書いてました。

 

彼は日本に数人しかいない世界チャンピオンをとった

自転車のフレーム製作者の一人。

つまり虹色のステッカー、アルカンシェルをフレームに

ずっと張る権利があるブランド。

 短い間だけど従事して私の仕事の中でも深く学んだひととき。

それから更に生意気な私は福岡で10年以上自転車の仕事に

関わることが出来ました。

 

当時はもう福岡を去ることなんて無い。

 

そう信じていたけどどうしても福岡では出来ない自転車の

仕事が私の心を奪ってしまいその時はあっけなく来ました。

 

あれから20年。

今は仕事で立ち寄ることはほとんど無いかな。

友達もたくさんいるけど、なぜだかあんまりお声掛けも

出来ない帰福が多いな。

今回も台風が来る絶妙のタイミングも重なり慌ただしい

時間が過ぎました。

それでも心の中には第二のふるさとでもある福岡の景色が

人々が福岡空港とか博多駅に着く度にドバッと蘇ります。

 

いつもありがとう。福岡。

いつまでも。