中身のすごさと本当に欲しいもの

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展示会で見たスゴ技。

ここまでの努力の話をすると長くなる。

今、商品にこれまでの技術がつぎ込まれて

いることがすごいじゃありませんか。

 

普段は見られない部分だけどきちんとこういう

技術の積み重ねが商品の評判を作っています。

 

とはいえ、ここまでは日本がお得意とする部分。

消費者に技術力が訴求できないでも売れている

商品はどうするのか。

 日本人の考え方。

良いものを作れば売れる。

当社にしかない技術があれば売れる。

 

いつの日かそういう自分たちが考える常識が

減りつつあります。

確かにきちんとした技術力が要らないわけじゃない。

 

でも、それがあればデザインや機能、それに

タイミングも生産能力が不必要と言い換えれば

わかりやすくなるかな。

 

技術力は優先順位の一番上であり続けていない。

不可欠な順位として位置づけられるけど。

順位の一番上は商品によってすぐに入れ替わります。

 

もっと大事なこと。

スピードです。

 

タイミングよく商品が発売されてもそれが

スピードに乗っていないと全く関心ない商品に

転落してしまいます。

 

仕事をしているとまるでスローモーションのような

イメージの商品と発売元の考え方に出会います。

 

スピードって商品特性で大きく違います。

各駅停車が求められる場合と急行、快速でもいいよ、

いや特急だと先行商品をすべて抜きされるって

ことも実際に起こっています。

 

で、私の仕事は特急で走る時の線路を作る仕事が

増えてきています。

ポイントとか通過駅なども含めて。

 

走り始めると修正できる部分が限られている。

私にとっては神経質になりますがやりがいがたくさん。

 

写真の商品がそういうループに入っている

わけじゃないことはきちんと設枚しないと

いけませんが。