残す意味はイイねじゃない
整理をする時、必ず出てくるのが自分の名前入りの本。
これまでずっと大事に保管してきました。
ありがたいことに、
そんな仕事をさせてもらってきました。
カメラマンさんや編集の皆さんはもちろん、
敏腕のライターさん達、スタッフに囲まれて
やっとできた本やビデオ。
懐かしいからSNSとかに投稿すると
ありがたいメッセージをいただけます。
でも今回、引越しで少し処分を考えています。
私が大事にしているのは何もイイねが
欲しいわけではない。
自分が考えたことが当時はこうだったと
忘れそうになる時に思い出しているだけ。
その時の100%がそこにはあるから。
でも校了した瞬間から次のアイディアが
ドンドン浮かびます。
こうすれば良かったというアイディアが。
だから世の中に出たモノは恥ずかしいだけ。
よくオレが私が出版したなんて勘違いするひとも
いるみたいですが私にとってそんなことを
考える思考も時間もないのです。
自分の言った文字、動作そして考え方は常に
アップデートされています。
もし今、この本の続編をと頼まればやる気になるか
と言われれば絶対にノーです。
自分の仕事内容が当時とは全く変わったので。
この内容で作れる人はたくさんいらっしゃると思うし。
当時は自分の表現方法の一つだった。
だけどもう本を取って置く必要性がなくなってきました。
もちろん、中古本屋に売るとかは絶対にしません。
図書館に寄付か潔く捨てるまで。
そうやって私はまた関わっている仕事のことを
極めたいな。