気持ちの入っている箱
あの頃、書き綴った本の原稿がぎっしり
詰まっていた頑丈な箱を編集者から
いただきました。
10年以上前だから手がけていただいた方は
すでに雑誌社にいらっしゃらないし、中には
原稿はありません。
でも、私にとっては大事な箱。
それはあの時の苦しんだことと達成感を
思い出すから。
整理中に何かに使える風な箱は
一番邪魔になるんだけどこれだけは
自分をきちんと振り返る時に必要な箱。
今は無くしてはいけないメモとかが
が入っているだけ。でも中身よりも
この箱が大事。
仕事を辞める日が来たらこの箱も
きっと無くなると思うけど。